シンナー・覚せい剤等の乱用対策
 シンナーやトルエンの乱用は、昭和40年代から起こったものです。
 それを抑えるために、これらを毒物劇物取締法に規定する毒劇物に指定して、トルエン等を含有する有機溶剤の売買や吸入が犯罪として罰せられるようになったのです。
 シンナーやトルエンは本来工業用の溶剤です。それだけに特殊な有害物質が多く含まれています。人体に及ぼす害は危険が大きく、乱用による事故死や後遺障害はあとを断ちません。
 シンナーやトルエンは大変強い臭気がします。吸引すれば呼気の匂いですぐに分りますし、酒に酔ったように言動がおかしくなります。
      
 また、覚せい剤等の薬物には習慣性があり、なかなか止められなくなるおそれがあります。
 最初は好奇心で乱用を始めても、日常生活に対する不満や悩みごと、寂しさなどがあったり(交友関係が悪いと)、なおさら薬物に対する依存度は強くなり、長期の治療が必要になるなど健康に深刻な害を与えます。
 最近では、街頭での密売やインターネットや携帯電話の普及などにより薬物に少年が近づきやすい状況になっています。
 特にMDMA等については、その乱用が急増しており、MDMAを「エクスタシー」「バツ」等と呼んで遊び心や好奇心からなど単純な動機から仲間同志で手を出している状況が見られます。
 警察では全国の中学校・高等学校で共同で「薬物乱用防止教室」を開くなど、薬物に決して手を出さない厳しい態度を育てる教育も行っています。

     
 シンナーの吸引
 シンナーやトルエンなどの薬物を乱用する少年は少なくありません。乱用に起因する自殺、殺人、交通事故などをおこすこともあります。
 シンナーやトルエンなどを乱用すると、幻覚、妄想、頭痛、貧血などをおこします。
 シンナーは、塗料等を溶かすためのものです。それが、まるで人の脳や骨をも溶かしていくかのように身体をボロボロにして行くのです。
 慢性中毒になると、運動神経、聴覚神経などが冒されます。時には呼吸マヒ等で死亡する場合もあります。この恐ろしさを、よく教えておきましょう。


          
○ 幻覚や妄想におそわれる。
○ 歯が溶け、肝臓、腎臓が弱る。
○ 強い刺激を求めて、次には覚せい剤などに手を出す。
○ 失明、精神障害になる。
                
 薬物乱用の拡大
 乱用者の身心を害し、家庭を壊し、社会の健全さを蝕ばむ覚せい剤や麻薬等の使用が、中・高校生などの少年にまで広がって、大きな社会問題になっています。

 薬物乱用者の特徴
▽ 顔色が青白く、ほほがこけてくる
▽ 目がどんよりとして、落ち着きがない。
▽ 話していることが、ばらばらで筋道が立たず、態度に落ち着きがなくなる。
▽ 静脈注射で腕に黒ずんだミミズばれのような注射痕などができる。


 覚せい剤等を追放するために
 シンナーや覚せい剤等の薬物乱用防止は、家庭・学校・社会全体での取り組みが必要です。
 これら薬物乱用のきっかけは 好奇心から″、友達にすすめられて″、やせるため″、元気になる″、ハイになる″等の軽い気持からです。その怖さと悪の意識の低さからです。
 それだけに、家庭その他での『怖さ』と『悪』の教育が重要となります。
 なお、次のようなことを見聞きしたら、すぐに警察へ110番してください。

▽ 人に追われている、殺される、狙われているなど、わけのわからないことや被害妄想的なことをしゃべる。
▽ 注射器や白い粉の入った、小さなビニール袋や銀紙に包んだものを持っている。注射をしている。
▽ 暴力団や街の不良や不法滞在外国人等で、覚せい剤等の薬物を売っている者がいる。








・薬物乱用対策  (全3本)